トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

相戸岳 (672m 山県市) 2016.3.26 晴れ 7人

白山神社(9:11-9:18)→登山口(9:26)→大岩(10:13)→相戸岳山頂(10:36-12:33)→岩のロープ場(12:50)→尾根離脱(13:16)→車道(13:34)→白山神社(13:51)
<参加者> NARIさん、TOMUさん、KUROさん、KISIさん、SUUさん、RAKU、RAKU-N

★3月例会は山県市の相戸岳。3月26日にメンバー7人で登ってきました。
★我々は4回目の相戸岳。
★白山神社に参拝して、時計と反対周りで登りました。
★ほぼ一直線に登って、青空の下、日の丸のなびく山頂へ。
★持ち寄った美味しい食材をいただきながら、いつものようににぎやかな昼食を楽しみました。
★5日前に湯之洞山で出会った「里山歩き」さんご夫妻に再開したのにはびっくり。
★昼食後、山頂直下からの急斜面をわいわい言いながら下って、白山神社まで戻りました。
★帰路、武芸川町のカタクリ群生地を見学。
★ショウジョウバカマやネコノメソウなど早春の花を見ながら、仲間と一緒に山歩きを楽しんできました。

 登山部3月例会は近場の相戸岳。近くの武芸川町にあるカタクリ群生地をセットでの山歩きには7名が参加。国道256号線を北上し、3つのトンネルを抜けたところで、農産物直売所の「ふれあいバザール」に寄る。昼食で焼いて食べる油揚げとデザート(?)のおはぎを購入。出戸の集落の交差点を直進して、大杉がある白山神社に駐車した。団体装備を配分して、出発。まずは長い階段を登って、白山神社に参拝する。

 参拝後、急階段を下ったところから山道を抜けて車道に出る。満開のスイセンの花を見ながら、登山口に入る。人工林の中、プラスチック杭で止められた丸木階段を登る。天然林となり、急な斜面を登っていく。低山でありながら、一直線に急傾斜の道を登ることから、相戸岳は登りがいがある。30分ほど登って、衣服調整のために休憩。庭で収穫した夏ミカンをみんなで食べた。強い酸味は山ではちょうどいい加減である。

 さらに登っていくと道は尾根を外して右に付けられているが、すぐに左に折り返して尾根道となる。大岩を通過し、痩せた尾根を歩く。少し下って登り返し、左山でのトラバースとなる。この先で急登となり、急斜面が終わるとなだらかな道を歩いて展望のいい尾根に出た。正面には高賀山が望める。

 ここから一登りで山頂に到着。真っ青な空に、国旗が映える。「山県さくら」のイラストが描かれた木板はかなり色あせていた。山頂には先行の夫妻がちょうど下山するところ。愛知県の方で、40年山登りをしており、岐阜県のほとんどの山を登って見えるようだ。お二人を見送って、山頂で集合写真を撮った。

 相戸岳山頂からの展望はすばらしい。濃尾平野の奥座敷から美濃の低山を眺める。左へ権現山、天王山、誕生山、古城山などが連なり、正面には百々ヶ峰や金華山。西には伊吹山、池田山、小島山、そして舟伏山へと続く。山の同定を終えて、山頂の一角で昼食にする。

 回を重ねるごとに、みんなが持ち寄る食材が増えてきた。ノンアルコールビールで乾杯して、スモークチーズのクラッカーサンドに始まり、NARIさんがふれあいバザールで購入した厚揚げのあぶり焼き、NARIさんとKISIさんの高級ウインナーソーセージ、TOMUさんの関ヶ原の特産品や餃子。メインは餃子鍋うどん。

 コーヒーと一緒に食べたふれあいバザールのおはぎが美味しかった。また、極めつけはSUUさんの持ってきたアイスクリーム。以前に持参したカップアイスは完全に溶けていたが、今回はチョコレートでコーティングされたもの。やはり今回もチョコレートの中は完全にクリーム状態。凍ってなくても美味しい。こういう食べ方も有りか・・・。

 昼食の途中、2組のパーティが山頂に到着。ご夫妻で登って見えた方に挨拶をして、驚いた。5日前に湯之洞山で出会った「里山歩き」さんだった。連続して偶然に山頂で出会ったとういケースは今までに一度も無く、これには驚いた。時計と反対回りに歩いてきたことを話すと、西回りは急斜面で登りに利用した方がいいと教えて頂いた。以前、下ったことがあるが、山頂直下から急斜面が続いていたことを記憶している。

 いつものように大いに盛り上がった昼食を終え、下山開始。ササのあるところから急斜面が始まる。ジグザグと急な斜面を下っていく。丸木階段の赤と黒のプラスチック杭が下のほうまで続いている。木につかまりながら滑らないように下っていく。大岩が現れ、巻道はザレた斜面でつかまる木がない。倒れかかった頭上の木につかまって下り、右に折れて岩のロープ場を通過。

 尾根はなだらかとなり、人工林を右に見る。松葉を踏みながらどんどん下って、谷へ向かって左に直角に向きを変える。谷へ向かう道は人工林で、ジグザグと下っていくと、谷川に沿った道となる。ネコノメソウやチャルメラソウを観察しながら林道に出た。すぐに舗装道路に出て、別荘地を抜け、集落道を通って神社に戻り、満開の桜の木の下で記念写真を撮った。

 帰路、武芸川町のカタクリ群生地に全員で訪れた。間もなく満開というところで、たくさんのカタクリの花を見ることができた。ガイドの方から、カタクリの花が咲くまでに種から8年かかることや、1年目は糸のような葉がでることなどを教えてもらった。よく観察すると、1年目や2年目の葉がたくさん見られた。今後、さらに群落は広がっていくに違いない。この群落地を管理してみえる地域の皆さんに頭が下がる。カタクリに交じってカンアオイの花も見られた。ギフチョウが舞う時期も間もなくだろう。
★相戸岳からの展望と花

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