トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

御望山 (225m 岐阜市) 2024.1.8 2人 晴れ

則松球場駐車場(11:22)→登山口(11:26)→鉄塔@(11:37)→鉄塔A(11:50-11:57)→鉄塔B(12:02)→御望山山頂(12:20-13:39)→鉄塔A(13:56)→登山口(14:22)→則松球場駐車(14:25)

★1月8日に岐阜市の御望山に17年ぶりに登ってきました。
★則松球場の駐車場に駐車して、前日降った雪の道を歩いて鉄塔巡視路の登山口へ。
★樹上の雪が水滴となって降り注ぐ中、最初の鉄塔へ。
★深くなる雪の階段を登って2つ目の鉄塔で素晴らしい雪景色を眺望。
★その後、稜線を東に歩いて御望山山頂に到着しました。
★展望のない山頂の雪の上でゆっくりと昼食を楽しみました。
★下山は登ってきた道を引き返しました。
★昔はヤブであった稜線にはしっかりした登山道ができていました。
★想定外の短時間の雪山歩きを楽しんできました。


 岐阜市北部に行く用件があったことから、久しぶりに御望山に登ることにした。前に登った時は南の神社から登頂し、山頂からほとんど踏み後のない稜線を東に歩いて柿畑に下ったが、今回は北から鉄塔経由で山頂を踏むことにした。以前はヤブに近い稜線であったが、今ではしっかり登山道ができているようだ。
 
 ネット情報を参考に岐阜刑務所の東にあるグランドの駐車場に車を止めた。グランドの駐車場は広く、競技も行われていないため駐車中の車は2台のみ。駐車場の入り口に簡易トイレがある。
 
 昨夜降った雪が薄く積もっており、想定外の雪景色に驚いた。雪山用の装備はしてこなかったが低山であり積雪はわずかなので問題はなさそうだ。ただ、樹上には雪が残っており、水滴のシャワーを浴びると思われたのでポンチョをかぶってスタート。
 
 山沿いの道を刑務所方向に歩くと山側に黄色い鉄塔標示がありここが登山口となる。地面に雪はほとんどないが、予想通り頭上から雪解け水の水滴が落ちてくる。倒木をよけながら登っていくと樹木が伐採された場所に出る。
 
 目の前には鉄塔があり、樹木がないのでいきなり雪が深くなった。鉄塔下から道は右に折れ、左山のトラバースとなる。雪が深く、スパッツもないので靴に雪が入らないように歩く。
 
 鉄塔から緩やかに下って、樹林帯を抜け、雪の積もったプラスチック階段を上る。見上げると次の鉄塔が見える。急階段を登りきると鉄塔の真下に出る。鉄塔下はコンクリート張りとなっており、ここからの展望は素晴らしい。特に今日は雪景色であり、一段と美しい景色が望める。
 
 遠方は雲に隠されているが、北から網代山、佑向山、大平山など近場の里山を望むことができた。南には建設中の環状線が見下ろせる。展望を楽しんだら東に向かう。前方には次の鉄塔が見える。薄っすらと雪の積もった稜線を歩くと5分ほどで次の鉄塔下を通過。この鉄塔からの展望はない。
 
 鉄塔を後になだらかな稜線を20分弱歩いたところで三角点が現れた。御望山山頂到着。展望はない。木に黄色い山名表示板が取り付けてある。この表示が無ければ山頂と分からない。道は更に東に続いているので東に歩いてみると、神社への道が南側にあった。
 
 山頂まで引き返し、水滴が落ちてこない場所で昼食にする。今日は簡単にインスタントラーメンをガスストーブ2台で作った。誰も登ってこない山頂で、雪景色を見ながらいつものようにコーヒーで閉めた。
 
 帰路は登ってきた道を引き返す。展望のある鉄塔からプラスチック階段を慎重に下る。登りの時に気づかなかったが、最初の鉄塔を経由せずショートカットできる道があったので、この道を経由して下り、雪がかなり解けた車道を歩いて駐車場に戻った。
 
 思わぬ積雪があり、雪山を歩くことができた。山頂からの展望はないが、稜線の取り付きにある鉄塔からの眺めは素晴らしい。昔とは違い登山道がしっかり出来上がっていることに驚いた。次回は御望山の北に連なる網代山一帯を歩いてみたいと思った。

★御望山からの展望

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