トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 
墓谷山 (738m 滋賀県) 2016.5.22 晴れ 7人

横山岳登山者用駐車場(9:35)→林道終点・登山口(9:39)→横山岳分岐点(10:18-10:26)→墓谷山山頂(11:16-12:59))→観音堂(13:55-14:02)→車道(14:17)→墓谷山駐車場(14:27)

<参加者> NARIさん、YUUさん、KEIさん、KITAさん、GUMIさん、RAKU、RAKU-N

★5月22日に滋賀県の墓谷山に7人で登ってきました。
★今回は、横山岳登山口を起点に時計と反対周りで歩きました。
★コエチ谷の林道を歩き、橋を渡って急斜面の道へ。
★ロープにつかまって、急斜面を登り切って鳥越峠へ。
★左に向きを変えて新緑の稜線を歩きました。
★植物を観察しながら、なだらかな道を歩き、再び急斜面に取り付いて墓谷山山頂に到着。
★横山岳を見ながら、いつものようにゆっくりと昼食。
★帰路は、3か所の急斜面ロープ場を下り、観音堂へ。
★素晴らしい花に出会い、新緑の里山を楽しんできました。
★帰り道、道の駅で久しぶりにジオンさんに出会いました。

 
 2014年に墓谷山に登り、たくさんの花に出会った。今回は1ヶ月遅れで墓谷山の花を目当てに、いつものメンバーと登ることにした。今回も周回のコースを歩くが、コエチ谷へ下るコースが急斜面で谷へ転落の危険があることから、前回とは反対回りの計画を立てた。

 国道303号線で八草トンネルを抜けて滋賀県の杉野集落に入ったところで、横山岳の表示に従って右折し、集落の中央で再び鋭角の交差点を右折して横山岳駐車場を目指す。これから歩くコエチ谷への林道を左に見ると、すぐに広い駐車場に到着。トイレもある。

 横山岳に向かう登山者の車が十数台停まっており、横山岳の人気が分かる。身支度をする間に、1台を下山口近くの墓谷山駐車場に移動させた。身支度後、横山岳への登山者とは反対方向へ車道を歩く。3分ほど車道を歩くと、右側に林道が派生しており、入り口に「コエチ谷・鳥越峠」の表示板がある。

 右折して、草付きの林道をタニウツギやコナスビを見ながら谷に沿って歩く。林道終点で休憩している男女4人パーティに行先を尋ねると、我々と同じ墓谷山に登るとのこと。小さな谷にかかった橋を渡って山道に取り付く。「横山岳・三高尾根」の表示があり、ここから急登が始まる。

 新緑のブナ林は美しく、急登の疲れも癒される。4月にはイチリンソウの花がたくさん見られたが、今は全く花が見られない。ロープ場を登り、谷沿いの明るい斜面に出る。前回、ここの下りではつかまるものがなく、慎重に下ったことが思い出された。

 再びロープ場をこなし、右に緩やかにトラバースして、次のロープ場へ。ホウチャクソウの花を見て、すぐに稜線に出た。鳥越峠である。登山口から約20分で峠に到着。ここで一息つく。横山岳は右へ。墓谷山は左に向かう。

 先ほどのパーティと交代して峠を出発。尾根の右側は杉の人工林となっており、鹿のカワハギを防止するためのテープが巻いてある。人工林に沿った登山道を登る。急斜面もあるが、なだらかで歩きやすい道となり、天然林になると益々傾斜は緩やかになった。ヤブレガサやマムシグサなどが現れ、気持ちの良いブナ林歩きが続く。小さなアップダウンもある。

 再び人工林の急な登りにかかると、墓谷山頂は近い。最後の急登である。ここで思わぬ花に出会い、写真を撮りながらゆっくり登って墓谷山山頂に到着。

 2名の女性が木陰で昼食中だった。時計回りのルートで登ってこられたとのことで、花などの情報交換。その後、全員で記念写真を撮って昼食にする。鶏ちゃん、焼き鳥、ウインナー、フカヒレ雑炊、イチゴ、バウンドケーキなどいつものように食べきれない食事を楽しみ、2時間近く山頂で過ごした。

 後着した4人パーティの皆さんは上丹生集落方向に下っていかれた。西側にもコースがあることを発見。次回はこのコースも歩いてみたいと思った。青空を背景に横たわる横山岳を見納めにして南側に下る。

 急斜面のロープ場を下り、ホオノキの大木を見上げ、ヤマボウシの美しい花に出会う。サングラスが落ちていたので踏まれないように木の根本においた。下山後、このサングラスの持ち主と出会うことになる・・・。

 再びフィックスロープが現れ、ロープにつかまりながら一列で下る。この先、さらに2つのロープ場がある。最後のロープ場は観音堂手前にあり、人工林でつかまる樹木が少ない急斜面。慎重に下って平坦な人工林に下りた。

 立派な観音堂の裏にギンリョウソウが咲いていると山頂で出会った女性の方からお聞きしたので、みんなで探して1株見つけた。観音堂から参道を下り、途中からショートカットの山道に入り、巨大な御神木の下を通って車道に出た。国道まで歩いて墓谷山駐車場に戻った。

 山頂で出会った女性2人がちょうど駐車場に戻ってきたところで、サングラスを落とされたことが分かった。山頂で落とした話をすればよかったと後悔されていた。聞いていれば届けられたかも・・・。残念。デポした車で横山岳駐車場まで向かい、今回の登山を終えた。

 帰路、道の駅「星のふる里ふじはし」の温泉で、久しぶりにジオンさんとお会いした。ベッカムさんやキーノさん、そして今回のジオンさんと、最近懐かしいメンバーに出会うことが増えたのは偶然だろうか。

 この時期の墓谷山は4月よりも花の数はかなり少なくなるが、この時期にしか見られないラン科の花が見られる。間違いなく花の山である。
★墓谷山からの展望と植物

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