トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

ホノケ山 (737m 福井県) 2024.5.4 晴れ 2人

第二登山口駐車場(8:47)→瓜生野分岐(9:10)→切り通し標示板(9:19)→足谷山分岐(9:51)→菅谷峠(9:59-10:03)→鍛冶屋炭床場跡(10:10)→ホノケ山山頂(10:34-12:20)→菅谷峠(12:49)→足谷山分岐(12:54)→足谷山山頂・反射板(13:10-13:16)→足谷山分岐(13:31)→切り通し標示板(13:53)→瓜生野分岐(14:01)→第二登山口駐車場(14:20)

★5月4日に福井県のホノケ山に登ってきました。
★第二登山口駐車場をスタート。
★よく踏まれた道を歩いて、瓜生野ルートに合流。
★二次林の美しいなだらかな道を歩いて切り通しの標示を通過。
★古くから歩かれた歴史を感じる切り通し道を通ってブナ林へ。
★美しいブナ林の新緑に感動しながら登っていくと反射板のある足谷山へのルートに合流。
★南に向かって稜線を歩き菅谷峠の東屋で林道を横断。
★階段を登って、ブナの巨木回廊の癒しの道を歩き山頂へ。
★わずかな展望の山頂でゆっくりとランチを楽しみました。
★帰路は足谷山の反射板に寄って往路を下りました。
★素晴らしいブナ林の中、歴史のある道を楽しむ山旅となりました。

 鯉のぼり登山の2日目は福井県の南越前にあるホノケ山に登る。南条SA付近から国道305号線で奥野々集落に向かい、ホノケ山トンネル手前で、右へ側道が分岐しており、ここに「ホノケ山登山口第二駐車場」の標示がある。側道に入り山道を登っていくと行き止まりが登山口の駐車場。1台の車が停まっていた。

 「ふくい里山トレイル」の木柱があり、山頂まで100分の標示を見て歩き始める。溝状の道を緩やかに登る。天然林であり、樹木名のプレートが付けてある木も見られた。歩き始めて20分ほどで尾根上に出て、瓜生野からの登山道に合流。左方向に向きを変えて二次林の美しいなだらかな道を歩く。
 
 分岐から10分程歩いたところで切り通しの案内看板がある。数百年にわたり人馬の通行で削り取られた溝で、深いところでは6mに達するものもあるようだ。切り通しを歩いていくとブナの林となり、新緑のトンネルを抜けていく。窪んだ道はブナの落ち葉で埋まっており、カサカサと音を立てながら登る。倒木したブナの巨木を潜るところもある。
 
 歩き始めて1時間ほどで主稜線に出た。ホノケ山山頂は左。右は足谷山の反射板へ続いている。足谷山は帰路に寄ることにする。ここには佐々木光防墓跡の標示板がある。ブナに癒されながらなだらかな道を歩くと、すぐに右下に林道が現れた。
 
 下っていくと前方が開け、林道の脇にある東屋に到着。ここが菅谷峠。東屋からは東側が一望でき、左には日野山が望める。展望を楽しんだら林道を横断して階段を登る。気持ちのいい尾根を歩いて行くと鍛冶屋炭床場跡の案内板を通過。この辺りから素晴らしいブナ林の尾根歩きとなる。この山の最大の魅力はこのブナ林。幹の模様と新緑に魅了され、疲れも忘れて軽快に登っていく。
 
 展望地を通過して少し登ったところで山頂に到着。広い山頂には3人の若い女性パーティのみ。展望は東西がわずかに見える程度。西側には海が望めた。山頂の木陰で昼食にする。メニューは卵雑炊。先に下山していく女性パーティを見送って、誰も登ってこない山頂でゆっくりと昼食を楽しんだ。
 
 昼食後、登ってきた道を引き返す。菅谷峠から登り返して足谷山分岐から直進して足谷山方向に向かう。尾根を歩き、左に下って林道を渡って法面を登ると、すぐに反射板が現れる。反射板からは展望があり、ここからも日野山が望めた。
 
 反射板から樹林帯に入り標高の最も高そうなところまでユズリハの道を行く。足谷山山頂と思われるが、山名標示はない。分岐まで引き返して、往路を下って駐車場に戻った。我々の車1台だけだった。
 
 ホノケ山の魅力は何といっても美しいブナ林。特に山頂に続く稜線のブナの道は素晴らしい。今回は新緑の時期に訪れたが、紅葉のブナ林も歩いてみたいと思った。
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