トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平17総使、第654号) ※一部誤動作・トレース未記録あり 
高賀山 (1224m 関市) 2009.1.4 晴れ 16人

駐車場(8:22)→東屋(8:40-8:44)→岩屋(9:14-9:24)→御坂峠(9:53)→高賀山山頂(10:20-12:35)→御坂峠(12:54)→岩屋(13:17-13:29)→東屋(13:51-13:55)→駐車場(14:13)

参加者:ミツルさん、葵のMさん、sekisuiさん、ミヤマンさん、dolphyさん、ベッカムさん、ブルさん、katakuriさん、マダラさん、Beeさん、ヤブさん、ayameさん、キーノさん、檀さん、raku、らくえぬ

 2009年の初登りはミツルさんの掲示板「テントサイト」のオフ会登山に参加することにした。オフ会の山は高賀山。ミツルさんのホームグランドの山であり、我々は今回で4回目の登頂となる。ミツルさんの掲示板への参加表明が毎晩増え、前夜には16人となった。昨年は、あまりオフ会に参加しなかったことから、久しぶりに出会う方も多い。

 山県市内の集合場所でいつものメンバーと再会。皆さんと新年の挨拶。特にsekisuiさんは2年以上も会っていなかった。今回の初対面の方は、先月、経ヶ峰にご一緒したマダラさんの連れのBeeさん。このオフ会も初参加。

 旧洞戸村の道の駅でトイレに寄り、ここでドルフィーさんと合流。国道256号線を北上し、高賀神社の案内に従って右折。大鳥居をくぐり高賀神社正面から左の道を上がり、登山口の大きな駐車場まで車を進める。

 東屋の駐車場で身支度をしていると、次々と登山者の車が到着。新春から人気の高賀山である。駐車場付近には全く雪がない。ザックにワカンを付けたが、ミツルさんからワカンは不用とのアドバイス。今回のリーダーであるミツルさんは、参加者が16人と大勢になったことから、昨日、スノーシューを持って下見に高賀山に登られたことが後に分かった。新調したスノーシューは使用しなかったとのこと。この心遣いに感謝。
 
 全員の身支度が終わったところで、ミツルさんの挨拶でオフ会スタート。今回もミツルさんのザックは巨大である。芝生広場の横から丸木階段の遊歩道を登る。人工林を左に、20分ほど歩くと林道に出る。ここには東屋がある。ここで最初の休憩。暑いので長袖Tシャツ1枚になる。5分ほど休憩して、大きな看板の横から、山道に入る。人工林を通過して、木の橋を渡り、谷を左に見ながら石段を登る。大岩も見られる。雪が見られるようになってきた。おしゃべりが尽きない。

 今日は、雪が少ないと思われたので自作のスパッツを試してみた。古くなったゴアテックスのオーバーズボンを加工したものであり、下部にゴムを入れなかったことから、地面に接触するが、使えないことはなさそうだ。このスパッツがガンダムの足のようだと話題になった。天然林の斜面は結構急であり、息が切れる。今日の先頭は葵のMさんで、いつものカッペさんよりペースが速い。後方から、「もっとゆっくり!」の声がかかる。
 
 落ち葉を踏んで急登をこなすと前方に大きな岩が現れる。不動岩屋である。いつものように大きなつららが岩から下がっている。ここで、2回目の休憩。Beeさんから饅頭、ベッカムさんからミカンを頂く。この辺りも雪はほとんどない。昨年のこの時期の高賀山は大雪でミツルさんが苦戦したそうだ。
 
 頂上まで約1400mの標示を後に、岩屋をスタート。ここからはブルさんが先頭に立つ。急斜面が続き、登山道は雪で白くなり始めた。話をしながら登っていると、疲れも忘れるが、この急登はきつい。ササが現れると御坂峠は近い。人工林を抜けて御坂峠へ。岩屋からちょうど30分である。
 
 稜線に出ると北が開け、御嶽山の展望に歓声が上がる。御嶽山の北には乗鞍岳。白山は雲に隠れている。皆、稜線に並んで、木々の間から山を眺めた。雪は増えたが、それでも20cmほど。なだらかな稜線から山頂へのジグザグ道を登る。周辺の木々が潅木となり、後方の展望が開けた場所では、御嶽山の撮影会。さらに丸木階段を登り、ササの道を歩くと再び展望地に出る。今度は、後方に瓢ヶ岳と今淵ヶ岳が大きい。どちらも2度・3度登った名山である。皆、ばらばらになって山頂を目指す。真っ青な空に向って白い道を登りつめると標示板の立つ山頂に着いた。

 狭い山頂で4人パーティが食事中だった。ウエアーを着込んで、まず展望を楽しむ。木が邪魔をして360度の展望とまではいかないが、御岳山や乗鞍岳、北から西には蕪山や滝波山、平家岳など雪をまとった美しい山並みが広がっている。南には、百々ヶ峰と金華山が重なり、その向こうには、いつものように木曽川が輝く。

 展望を楽しんだら、登ってくる登山者の邪魔にならないように、山頂の南に移動。雪の上に木材を並べて輪になり、新年会がスタート。それぞれが持ち込んだ食材が次々と回ってきた。ブルさんの燻製、sekisuiさんの各務原キムチ(カクテキ)、Beeさんの茶蕎麦、katakuriさんのパンプキンスープとカニと明太子のカナッペ、キーノさんのドテとキムチ、マダラさんのギョーザ入りラーメン、ayameさんの黒豆とさかなの煮付け、我々はフカヒレ雑炊・燻製・シュウマイ、メインはミツルさんのカレー鍋。締めくくりはコーヒー。デザートはミヤマンさんとayameさんのカステラ、マダラさんの干し柿、葵のMさんのミカン・・・たぶん記録漏れや間違いがありそう。美味しいものを食べながら、いろいろな話で笑いが絶えない。正座する懺悔3人組みや不安定な場所で雪の中にひっくり返る人などがあり、盛り上がった宴会は2時間に及んだ。気温は0度だったが、風は弱く、陽が当たり、寒くはなかった。後片付けをするころには白山が美しい姿を見せていた。

 全員で記念写真を撮って下山。御嶽山は午後の陽に照らされて、より白く見えた。中央アルプスも美しい。この時期、冬型が緩んで穏やかな日になることは珍しい。御坂峠から雪の急斜面を滑らないように下ったが、転倒者が3・4人。賑やかに岩屋まで下り、一息ついで、さらに東屋で休憩して駐車場まで戻った。
 
 新年の高賀山の楽しみは下山後にもう1つあることをミツルさんに教えてもらった。それは、高賀神社の参拝と甘酒をいただくこと。大杉が見事な高賀神社まで車を移動し、多くの参拝者に混じって、鳥居を潜って参拝。本殿東の広場で甘酒をいただく。この甘酒はアルコールが含まれておらず、ドライバーでも飲むことができるとのこと。これが熱くて実に美味しかった。
 
 道の駅まで戻って、ミツルさんの挨拶で解散。今回、初参加のBeeさんは山歩き暦が昨年の2月からだそうで、とにかく山に登りたいとのこと。今回も、早く下山できたことから、もう1山をということになり、解散後、有志5人で二つ目の山である金華山に登られたのには驚いた。今年のオフ会はますます賑やかになりそうだ。
 
 新年早々、楽しい山歩きができ、参加された皆さんに感謝。


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