トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

松尾山 (293m 関ヶ原町) 2022.2.27 曇り・雨 2人

駐車場(10:50)→林道分岐(11:11)→山之神神社(11:19)→松尾山山頂(11:50-13:26)→林道合流(13:41)→天満宮(13:44)→三叉路(14:26)→往路合流(14:43)→駐車場(14:59)

★2月27日に関ケ原町の松尾山に登ってきました。
★松尾山は何度も登っていますが、まだ歩いていない周回?まってコースを歩きました。
★雨が止むのを待って登山口から広い遊歩道へ。
★雪の道にはトレースがありツボ足で歩きました。
★シカの群れを見ながら山の神を通過。
★深い雪の急斜面を登り切って雪に覆われた松尾山山頂に到着。
★昼食中に雨が降り出し東屋に避難するハプニングも。
★帰路は東海自然歩道を下り、トレースの無い深い雪の林道をワカンで歩きました。
★山の神近くで往路と合流し、登山口へ。
★風が強く、目まぐるしく変わる天気の中、雪山歩きを楽しんできました。


2週間前に松尾山に登ろうとしたが駐車場が雪に埋まっていたことから南宮山に変更したことは記憶に新しい。再度、松尾山の周回コースを歩くために松尾山に向かった。松尾山が近づくにつれて雨になった。天気予報では回復予想なのだが・・・。松尾山駐車場に着くとまだ除雪されていない。2週間前と同様に雪の中。

 駐車場手前まで轍があり、駐車場手前に車を停められるスペースがあったことから、ここに駐車。雨がかなり激しく降り風も強い。車の中で雨の止むのを待った。30分ほど待機していると雨が止んだのでスタート。

 雪の積もった林道にはトレースが残っており、ツボ足でも問題はない。駐車場の「松尾山山頂まで1.4km 40分」の標示を見て人工林の林道を歩く。橋を渡って、折り返すようにカーブしていく。林道は場所に寄って深い雪のところもあれば全く雪のないところもある。

 尾根道を歩くと、前方の斜面をシカの群れが我々に気づいて走り去っていくのが見えた。左に行き止まりと書かれた分岐を通過。さらに右に分岐が現れ、松尾山まで0.9km 30分の標示。小早川秀秋の鎌がクロスした図柄のある黄色の幟が立っている。

 林道は直進しているが、松尾山山頂へは右折する。帰路、周回コースを下ったが、ここで往路と合流する。周回コースを時計回りに歩くとすればこの林道を直進することになる。右折してすぐに左側に山之神神社への分岐が現れる。神社に寄って安全祈願。

 遊歩道に戻って、丸木階段を登り、下り、登る。人工林はいつの間にか天然林となっている。なだらかな道となり、山頂まで240mの標示を通過。鉄塔巡視路の分岐を通過して左に向きを変え人工林を抜けると山頂への最後の登りとなる。

 急斜面の深い雪に足を取られながら登り切って松尾山山頂に到着。誰もいない山頂は雪に覆われており、黄色い幟が風になびいている。北側の展望が得られるが、伊吹山は雲の中。風が強く昼食場所は雪の壁を背にして丸木に腰かけて食べることにした。

 うどんを作っていると雲行きが怪しくなり、先ほどまで輝いていた陽が雲に隠れ雨が降り始めた。急いで東屋に移動。雨は本格的に降り始めたがコーヒーを沸かす頃には止んだ。東屋があってよかった。先ほどの雨が嘘のように伊吹山が見えるようになった。

 単独男性が山頂に到着。入れ替わるように下山開始。帰路は南に下って周回する。ここからは初めて歩く道。トイレの前を通過し、広い尾根道を下る。左側が人工林で路面の雪は少ない。右側には樹間から今須の田園が望めるところもある。

 軽快に下っていくと雪の道となった。10分ほど下ったところで林道に合流。合流点は四つ角となっており右へ行くと今須平井に至る。標示には0.7km15分と書いてある。四つ角を直進したところでGPSを確認すると道が間違っていることに気づいた。四つ角は左に向かうのが正しい。

 引き返そうとしたところで前方に石柱が見えたので行ってみると天満宮があった。天満宮の小さなお社に手を合わせて四つ角まで戻る。四つ角にも小さなお社と石仏がある。古くから道があったようだ。

 正しい林道に入り一面雪の道を歩く。トレースが無くツボ足なので時折深く沈むところがあるが、ワカンは我慢。蛇行しながら林道を歩く。川に沿って歩くようになり、小さな流れを渡るところがある。また倒木も見られる。比較的幅の広い川を渡ったところでワカン装着。ワカンの威力は素晴らしく軽快に雪を踏んでいく。

 川が右から左に変わり右山で歩くと、再び広い川を渡る。ワカンの爪が曲がらないようにゆっくりと渡る。その先で林道に突き当たった。ここは三叉路になっている。右に行くのが正しいように思えるが、GPSで確認するとルートは左。

 右山で登っていくと20分弱で往路に合流。林道から右折した場所である。ここでワカンを外して往路を下り、15分ほどで駐車地点まで戻った。下りは林道の雪が深く山頂から1時間半かかった。

 想定した以上に雪が多く、雪歩きを楽しむ山旅となった。また、天満宮など思わぬ発見も。手軽に雪山を楽しむことができる松尾山である。林道を周回する場合は、標示が無い分岐もあることから十分に下調べをして歩くのがいい。

★松尾山からの展望

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