トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平21業使、第478号)   点線は推定トレース

鍋倉山 (1050m 揖斐川町) 2010.12.19 晴れ 21人

長者平キャンプ場駐車場(8:01)→林道右登山口(8:12)→尾根合流・日坂分岐点(8:36-8:44)→美束分岐点(9:15)→鍋倉山山頂(10:21)→鍋倉山避難小屋(10:38-14:52)→美束分岐点(15:34)→長者平キャンプ場駐車場(16:13)

【参加者】ミツルさん、カッペさん、葵のMさん、HIRAさん、Kさん、風花さん、makotoさん、sumireさん、KENさん、katakuriさん、ヤブさん、ayameさん、キーノさん、檀さん、miyamanさん、ドルフィーさん、マダラさん、beeさん、momoさん、RAKU、らくえぬ 

 ミツルさんの掲示板に今年も鍋倉山忘年登山の企画がアップされた。昨年、参加できなかったが今年は都合がつき参加表明。毎年のように常連さんの参加が増え、全員で21名の忘年登山となった。今年の登り納めの山歩きは、先週に引き続き、オフ会の山歩き。

 今回のコースは長者の里をスタートして大規模林道途中から谷を登り、東海自然歩道に合流して山頂を目指す。HIRAさんとKさんの2人は谷山集落から登り避難小屋で合流する計画。今回も集合場所で久しぶりのメンバーと再会。初対面はKENさん。KENさんは今年の2月から山登りを始めて今回で50回目というのには驚いた。

 長者の里周辺の畑には僅かに雪が積もり真っ白。この積雪から推定すると、東に見える鍋倉山山頂付近は10〜15センチの積雪があると思われた。自己紹介は山頂の避難小屋で行なうことにして、駐車場を後に大規模林道を歩く。ミツルさんはいつものように大きなザック。さらに手提げ袋を持っている。これが何であるかは避難小屋でわかることになる。
 
 日陰に入るとアスファルトの路面は昨日降った雪がアイスバーンとなり、滑らないように路肩を歩く。おしゃべりをしながら10分ほど林道を歩いて、右側の登山口から人工林に下り、谷を遡る。谷を渡り、倒木を跨ぎ、雪の斜面を登り切ると東海自然歩道に合流。ここで休憩。チョコレートをいただく。10分ほど休んで出発。
 
 休憩場所から2分ほど歩いたところで、南側が開けており、雪をかぶった国見岳から伊吹山へと続く伊吹北尾根がうねって重なり合う様はなかなかの光景である。左にある820.8mピークの南を通過し、次第に深くなる雪の道をアップダウンしていくと、前方に鍋倉山の稜線が見える。樹木にも雪が残り気温の低いことが分かる。朝日の当たる雪の天然林は美しい。

 鍋倉山の展望地は少ないが、木の葉が落ちたこの時期、左側には北の山が望める。目の前には小津権現山と花房山が連なって見える。その奥の真っ白な山は能郷白山のようだ。皆立ち止まって山の同定会。うねりながらアップダウンの道を歩き、人工林に接するところで右にある美束への分岐点を通過。左に蕎麦山が見えるようになった。目の前に鍋倉山の稜線が迫る。
 
 雪の道を快適に歩き、いよいよ急斜面のジグザグ道に取り付く。日が当たらない斜面で、木々の枝に残る雪も増えてきた。折り返し地点で立ち止まっておしゃべりしながら、高度を稼ぐと、貝月山展望地に到着。ここで2回目の休憩。目の前の雪をかぶった巨大な貝月山は何時見ても美しい。貝月山の山頂のように見えるところは小貝月であろうか。beeさんから手作りの乾しイチゴの入ったケーキをいただく。

 展望地からさらにジグザグ道が続く。木の幹の片側だけに雪が張り付いており、昨日は相当風が強かったようだ。また、自然歩道を境に南側の木にだけ雪がたくさん残っているのも風の仕業のようだ。小津権現山のすぐ右に純白の白山が望めた。急斜面を登り切って、右に折り返し、雪に埋もれたササの道を歩くと鍋倉山山頂に着いた。が、通過点で誰も立ち止まらず通過し、避難小屋へ向かう。

 雪が深くなった。緩やかに下った辺りでも左の展望が得られ、白山が望めた。白山が小津権現山と花房山の間に見えるのが面白い。ここから避難小屋へはすぐ。はけ雲を背景に、2年ぶりに出会う避難小屋が屋根に雪を乗せて、広場の隅に建っていた。積雪は15センチほど。
 
 小屋の中に入って昼食の準備。そこへ谷山集落から登ってきたHIRAさんとKさんが到着し、忘年会開始。いつものようにいろいろな食べ物が回ってきた。ミツさんの大鍋で作った砂肝炒めとトマトシチュウは大量に回ってきた。いろいろと美味しいものをいただき、ぜんざいとコーヒーで締めくくり。

 食事の後、小屋の中を片付けて、第二部スタート。ミツルさんが持ってきた手提げ袋の中身はCDラジカセだった。1枚のペーパーが配布され、それはフォークシンガーのリピート山中氏の歌詞。リピートさんはアルプスの山小屋でコンサートを開くなど、山仲間の間では有名なシンガー。「加藤文太郎の歌」や「白い花が好き」などのCDを聞きながら歌を口ずさむ。その後、ミツルさんの替え歌コンサート。これが大うけ。
 
 そして、第三部はメンバーのスピーチ。この1年、それぞれの山の思い出などの話を聞き、大いに盛り上がった。スピーチの後、小屋の前で記念写真を撮って下山開始。すでに3時近かった。
 
 登ってきた道を下り、美束分岐点からショートカットルートを選択。尾根から谷へ移る場所を誤らないように歩き、谷を渡り返し、2つの丸木橋を滑らないように渡って登山口で往路のルートと合流。西日の当たる鍋倉山の稜線を見ながら駐車場に戻り、オフ会終了。
 
 参加された皆さん、ありがとうございました。来年の12月18日の忘年登山が楽しみ。
★鍋倉山からの展望

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