トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

南宮山 (419m 垂井町) 2022.2.11 晴れ 2人

登山者駐車場(10:29)→南宮大社(10:32)→登山口(10:40)→五合目(11:12)→高山神社・:安神社(11:31)→展望台(11:51-11:57)→南宮山山頂(12:37-13:39)→展望台(14:18)→高山神社・子安神社(14:39)→駐車場(15:25)

★2月11日に垂井町の南宮山に登ってきました。
★南宮大社の登山者用駐車場をスタート。
★南宮大社に参拝して南宮山ハイキングコースへ。
★融け始めた雪を踏みながら丸木階段を登りました。
★登山者が多く、登山道は圧雪状態で時折滑りましたが、ツボ足で展望台へ。
★雪に覆われた展望台から濃尾平野の大パノラマを楽しんで、南宮山山頂に向かいました。
★雪が深くなり踏み跡も少なく足を取られることもしばしば。
★ピークを越え、ワカンを付けることなく急斜面を登り切って山頂到着。
★雪の上の陽だまりで昼食を楽しみ、帰路は登ってきた道をワカンを付けて軽快に下りました。
★思わぬ出会いもあり、楽しい雪山歩きとなりました。


 関ヶ原の松尾山は何度も登っているが、周回コースを歩いたことがなかったことから、松尾山に登ることにした。低山雪山ハイクが楽しめそうだ。関ケ原ICの南にある広域農道に入り西進。周囲は深い雪で真っ白。幟が立つ松尾山登山口への道に入ろうとすると全く除雪されておらず侵入不可。周辺に駐車するスペースもなく松尾山は断念。

 急遽、近くの南宮山に計画変更。引き返して南宮大社に向かった。南宮山も何度か登っているが、2010年に大雪のため展望台までしか歩けなかったレポートがあるのみ。今回は雪の山頂を踏みたい。

 国道21号から南宮大社の看板に従って南進し、参拝者駐車場手前から右折して登山者駐車場に車を停めた。出遅れたこともあり駐車場にはたくさんの車がある。雪でも人気の南宮山。

 南宮大社の本殿でお賽銭を投げて安全祈願。神社左の道に入り赤い鳥居の横を雪を踏みながら登山口へ。「南宮山ハイキングコース展望台 1時間」の標示がある。雪に覆われた橋を渡り、獣害防止柵を開けて丸木階段を登る。トレースがあるのでツボ足でも問題ない。

 ヒノキの人工林をジグザグと登っていく。展望台まで40分のプレートを通過。徳利の描かれた五合目の標示を見てその先で展望台まで20分のプレートを通過。注連縄の巻かれたスギの御神木付近で下山してくる男女に出会った。

 挨拶をすると、RAKU-Nが「以前お会いした方ですね」と声をかけた。互いに誰だか分らなかったが、話をしているうちにお二人がボトルさんとももさんであり、15年ほど前に一緒に登ったことが分かった。お二人は南宮山をベースに歩いているとのこと。トレースがあり、ワカン・アイゼン無しで南宮山山頂に登頂できると教えていただいた。立ち話をして分かれたが、この先、更なる出会いが・・・。

 右手の石垣の上にある高山神社・子安神社を通過。雪が深くなった尾根を緩やかに登っていく。トレースが凍っているところもあるが、アイゼンを付けるほどでもない。右方向に向きを変えて歩くと、登山者で賑わう展望台に到着。雪をかぶった東屋が2つあり、1つにはテーブルとベンチ、もう1つにはカバーの掛けられた双眼鏡があった。

 東屋の横には毛利秀元陣所跡の石碑、南側にあるマップの描かれた案内板。展望台だけあって素晴らしい眺望が得られる。時間は正午に近いが、ここでパンを食べて山頂で昼食にすることにした。

 山頂から一直線に灌木帯を下る。雪は深いがしっかりトレースがありツボ足でも問題はない。下り切って山頂手前にあるピークへ登り返す。急斜面を登り切ってピークを通過し、落葉高木林の明るい斜面を下る。

 ますます雪が深くなり、時折深みにはまり込むが山頂まで後少しなのでワカンは我慢。鞍部から山頂に向かって最後の登り。トレースが分かれているところもあるが、登りやすそうなルートを選びながらトレースを踏んでいく。

 前方から話し声が聞こえ、すぐに山頂に到着。三角点が雪の上に頭を出している。山頂には数人の登山者が昼食中。山頂からの展望は無い。雪の上にシートを敷いていつもより遅い昼食にする。メニューは今回もナポリタン。雪の上で食べる食事は美味しい。

 昼食中に先行パーティが下山し、山頂は我々だけになった。コーヒーで閉めて、山名標示板の前で写真を撮った。下山はワカンを付けた。ワカンの威力は抜群で、軽快に下る。登ってきた道を引き返して展望台まで戻った。すでに2時を過ぎており、展望台には誰もいない。

 もう一度展望を楽しんでハイキングコースを下る。雪はかなり融けていたが、ワカンで問題なく下った。御神木を過ぎて少し下ったところで、山頂で出会った3人パーティを追い越した。

 ここでもまたRAKU-Nが先頭の女性に「前にお会いしましたね」と声を掛けた。互いに名前が思い出せなかったがハンドルネームを聞いて、女性がビーさんであることが分かった。ビーさんと別れて雪道を下り、登山口でワカンを外し駐車場に戻った。

 積雪期に山頂を踏んだのは今日が初めて。12年ぶりに念願が叶った。積雪期に展望台から先に向かう人は少なく、トレースが無い場合もある。積雪期に登る前に無雪期に山頂を踏んでおくといい。山頂からの展望はないが、雪歩きを楽しめる。周回コースも歩いてみたい。

★南宮山からの展望

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