トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

白草山〔御厩野コース〕(1641m 下呂市) 2014.9.14 晴れ 2人

登山口(9:34)→展望地・1295m三角点(10:18)→大岩(10:54-11:00)→水場(11:08)→小屋(11:19)→白草山山頂(11:33-13:12)→小屋(13:23)→1531mピーク(13:45)→小屋(14:02)→水場(14:13)→大岩(14:20)→展望地・1295m三角点(14:40)→登山口(15:14)

★9月14日に下呂市の白草山に登って来ました。
★今回は、御厩野コースを歩きました。
★御厩野集落の上部から荒れた林道を車で上がって、登山口から人工林の急斜面につけられたトラバース道へ。
★人工林を抜けて、展望地を通過し、ササが刈られた広い道を登りました。
★大岩の上から展望を楽しみ、明るい尾根に出て、御嶽山展望地を経て大勢の登山者で賑わう白草山山頂へ。
★山頂で御嶽山や小秀山などを見ながら昼食を楽しみました。
★帰路は、鞍掛峠に向かう尾根を途中まで歩き、登ってきた道を引き返しました。
★涼しい風が吹く中、初秋の人気の山を楽しんできました。


 お盆休みの天候不順で登れなかった御嶽山に9月の連休に登ろうと思ったが、前夜泊する気力がなかったことから、御嶽山の見える白草山を選んだ。2年前に一般的なコースである乗政から登ったときに、山頂で反対側から登ってくる登山者に御厩野からのコースもよく整備された道であることを聞いた。今回はこのコースで白草山に登ることにした。

 下呂市街の手前から中津川方面に右折し国道257号に入り、乗政への交差点を通過し舞台峠を目指す。舞台峠手前から左折して御厩野集落の坂道を登り、集落を通過して山道に入る。舗装された道だが、狭いところや荒れたところもある。しばらく走ると、しっかりした舗装林道に出る。道が広くなっており、左に狭い林道が分岐している。
 
 この林道を登ると川を渡るところで道は左に向きを変える。かなり荒れており、車の腹をこすりながら慎重にハンドルを握る。大丈夫かと思うような道であり、回転できる場所を確認しながら登る。ヘアピンカーブを通過したところで、正面に車2台が停まっており、登山口の標示があった。登山者の姿もある。駐車スペースは2台ほどしかなく、Uターンして少し下のカーブの路肩に駐車。靴を履き替えて、登山口に向かう。
 
 登山口で単独男性に挨拶すると、「ここの駐車スペースを空けますよ。」と言われた。聞けば、すでに白草山山頂を踏んで、下りてきたとのこと。9時半であり、かなり早い時間にスタートされたようだ。
 
 林道の登山口にある「← 白草山 御 3.1km」の新しい標示板と熊出没注意の看板を見て、登り始める。人工林の中、右山で歩く。たくさんの石が押し出されたようなところもある。下りて来た犬連れの親子3人に出会った。犬はモンキードックと書かれた服を着ており、サル追い払いのために訓練された犬のようだ。それにしても、早い時間に登っている人が多いのに驚いた。

 急斜面につけられた道を折り返して山頂まで2.7km地点を通過。人工林を抜けてササが刈り取られた明るい2.6km地点で折り返す。天然林と人工林の境の道は最近ササが刈り取られ、広い道が一直線に続いている。

 再び人工林に入り、2.2km地点で右に方向を変える。ここから数分歩くと、右側が開け、舞台峠や御厩野集落が見下ろせる。そしてその向こうに広がる山並みが美しい。後ろを振り向くと、三角点が埋まっているのに驚いた。1295.9mの三角点である。

 1.8km地点を通過。足元に小さな球形のクチベニタケを見つけた。久しぶりに出会うかわいいキノコだ。よく刈り取られた道が続き、1.7km地点を通過。直角に左に向きを変えて、尾根歩きとなる。歩き始めて1時間たったので休憩してパンを食べた。
 
 単調な人工林の尾根歩きが続く。1.4km地点を通過して数分歩くと大きな岩が道を塞ぐように居座っている。左側を回り込む。錆びた古い標識が落ちていたが、何が書いてあるのか分からなかった。大岩の裏から回り込んで岩の上に登ってみると、目の前に三国山や排殿山、その向こうには小秀山から唐塩山までの稜線が見えた。最高の展望地である。

 1km地点を通過してなだらかな道になると「水100m」の標示が現れ、100m先に「水→」。右側の谷を覗くと、岩の間を流れるわずかな水が見えた。人工林の中、0.7km地点を通過し、明るいササ原に出る。ここから5分ほど歩くと、プレハブの小屋と簡易トイレのあるT字路に出た。白草山山頂へは左、右へ行くと鞍掛峠に向かう。下山時はここを鞍掛峠に向かった。

 左折して樹林帯を数分歩くと右側が大きく切り開らかれたササの展望地に飛び出した。大きな御嶽山が目の前にある。山頂付近が雲に隠れており、登らなくて良かったと思った。眼下に続くササ原の尾根には林道も望めた。御嶽山の写真を撮ってさらに登っていくと、一直線の急な道となる。斜面で昼食をとっているパーティがあったので、聞いてみると山頂には木陰が無いからだとのこと。山頂はすぐそこである。
 
 緑のササの中、青空に浮かぶ綿雲を目指して一気に登って行く。山頂のざわめきが聞こえ、登山者の姿が見える。そして白草山山頂到着。10人ほどが、山頂に散らばって昼食中。御嶽山をバックに写真を撮って、大展望を楽しむ。先ほどの展望地で見えた三国山や排殿山、その向こうの小秀山から唐塩山までの稜線に加えて、一番手前に鞍掛峠への尾根が見えた。尾根には樹木が伐採された場所も見える。帰路、鞍掛峠への尾根を途中まで歩くことにした。南には、はるか遠くに名古屋のビルが見えるのには驚いた。北には、すぐそばに山頂が切り開かれた箱岩山。その奥には白山が見える。
 
 昼食の場所を確保して食事の用意をしていると、次々と登山者がやって来た。草刈機を持って登ってきた一行は、乗政方向からの登山道の草刈をしてみえた地域の皆さんだった。我々が登ってきた登山道もきれいにササが刈られていたが、御厩野ルートはまた別のボランティアの方々が刈ってみえるとのこと。こうした皆さんによってこの人気の山の登山道が維持されており感謝。

 昼食のメニューはおでんとカレーうどん。大勢の登山者に交じってゆっくりと昼食を楽しんだ。昼食後、他の登山者と一緒に山の同定。御嶽山が火山性微動があって噴火するかもしれないと話す人があり、2週間後にそれが現実になるとは、・・・。

 1時間半ほど山頂でゆっくりした後、登ってきた道を下って、プレハブ小屋から直進し鞍掛峠への尾根に入った。小ピークを越えて一直線に樹林帯の中を下っていく。林床にはササが茂り、道は林道のように広い。下り切って樹林帯を抜けると明るいササの中の道となった。道にも草や潅木が生えており、最近は草刈が行われていないようである。

 周囲の樹木が無くなり、山頂から見えた伐採地のような場所を歩く。前方に見える小秀山やその手前の三国山が近づいてきた。道の草木が多くなり、マダニを気にしながら歩く。再びヒノキ林に入り、倒木を見ながらゆるやかに登って、小さなピークへ。ここが1531mピークのようである。プレハブ小屋から鞍掛峠までの半分も歩いていないが、今日はここまで。ピークから白草山山頂が望めた。
 
 Uターンして歩いてきた道を引き返し、プレハブ小屋から往路を下った。水場に寄ってペットボトルに水を詰めたが、水量が少なく、汲みにくかった。大岩や展望地を通過して、登山口に戻ると、登山者の車は1台も停まっていなかった。
 
 今回登った御厩野コースを登る人は少ない。人工林が多く、単調な登りが続くが、途中に大岩の展望地などがあり、乗政コースとは違った面白さがある。駐車地点までは道が荒れているので、基幹林道に車を停めたほうがいいと思われる。

 御嶽山噴火で命を落とされた方々に心から御冥福をお祈り申し上げます。
★白草山からの展望


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