トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 
*赤色が今回のトレース

天王山 (538m) 美濃市 2019.4.27 晴れ 7人

白山神社(8:21)→大矢田神社登山口(9:05)→大もみじ(9:44)→稜線(10:05)→天王山山頂(10:11-12:25)→D・Eコース分岐(12:29)→鉄塔(12:56-13:01)→鉄塔(13:19-13:25)→白山神社(13:38)

<参加者> TOMUさん、EIさん、KAGEさん、SIROさん、NABEさん、RAKU、RAKU-N

★4月27日に天王山に登山部の7人で登ってきました。
★前回に引き続いての天王山ですが、ポピュラーな大矢田神社からのレポートを書いていなかったことと、白山神社ルートを歩いていなかったことからの山旅。
★白山神社前に駐車して、車道を大矢田神社まで歩き、本殿奥の登山道を谷に沿って登りました。
★大もみじで谷を離れ、稜線に出て天王山山頂へ。
★山頂から展望を楽しんで、山頂付近で豪華昼食。
★帰路は、誕生山への縦走路を下り、鉄塔へ。
★強風の中、鉄塔からも濃尾平野を眺望し、白山神社に向かって急降下。
★新たなメンバーの参加も得て、平成最後の山歩きを楽しんできました。

 美濃市の天王山は今年の2月に北側のコースをレポートしたが、今回は南側の一般的なコースを周回する計画を立てた。最も一般的な大矢田神社からのコース登って、天王山山頂を踏み、帰路は誕生山への縦走路を歩いて鉄塔から南に下って白山神社に至る。鉄塔と白山神社を結ぶコースはまだ歩いたことが無いルートである。

 大矢田神社に向かい「うなぎ」の看板がある交差点を右折。集落の中で左折して細い道を抜け、グランドを左に見ながら白山神社の入り口に到着。草の茂った広場に駐車した。グランドの脇には簡易トイレがある。車で走ってきた道を歩いて「うなぎ」の交差点から大矢田神社に向かう。正面には反射板のある天王山と誕生山への縦走路。そして縦走路の途中に立つ鉄塔がよく見える。

 30分ほどで大矢田神社の鳥居に到着。立派な門を見ながらトイレに寄って参道を歩き、階段を登って本殿で安全祈願。柱の素晴らしい彫刻を見て、本殿右側から山道に入る。小学生が描いた案内図やクイズが設置してある。

 ルートはまず谷に沿って登る。「楓の滝」を右になだらかに登っていくと「どんびき岩」の標示。かえるに似ているといえば似ている大岩を見て、さらに人工林を登る。傾斜が増し、ロープが張ってある道となり、岩を乗り越えて木の根を踏みながら登って行くと、右手に滝が現れる。
 
 谷を渡って大岩の上をトラバースして「大もみじ」に到着。大きなもみじの木があり、谷の源流でもある。ここから谷を外れて尾根の道となる。クイズの答えを見ながら、急斜面をジグザグと登る。
 
 「大もみじ」から15分ほど登って稜線に出た。天王山山頂まで160m・5分の表示に従って左に歩く。終わりかけたヒカゲツツジの花を見ながら展望地を通過。わずかなアップダウンで山頂に到着した。
 
 山頂はいつものように大勢の登山者で賑わっており、素晴らしい青空の下でまずは南側の展望を楽しむ。冬型の気圧配置で風が強く、北側に見える美濃の山々は雪雲に覆われ、この時期にしては珍しく雪が降っているところもあるようだ。西側にある反射板まで行ってみたが特に展望も無くすぐに引き返す。
 
 三角点の横で記念写真を撮って、風の吹かない昼食会場を探す。山頂で焼きおにぎりやポップコーンを作るパーティもあるが、風が強い。山頂から登って来た道を少し引き返して、南側がテラス状になった風の来ない展望地で食事をすることにした。

 ノンアルコールビールで乾杯して、持ち寄った食材を煮たり焼いたり炒めたり蒸したりして調理。食材を家や車に置き忘れたりしたメンバーもあったが、様々な食材が登場し、いつものように食べ過ぎ状態に。コーヒーで閉めて1時間以上の昼食を楽しんだ。

 帰路は誕生山縦走路に入り中間地点の鉄塔から白山神社に下るコースを歩く。ABCコースへの分岐点を通過して、急斜面の稜線を下り、展望地で鉄塔や誕生山を眺めた。一旦、緩やかな道となるが、再び急斜面の下りとなり、左側が人工林となっている鞍部を通過。 

 登り返してしばらく行くと稜線に立つ鉄塔が現れた。鉄塔下は強い風が吹いており、飛ばされないようにしながら展望を楽しむ。白山神社へのルートはこの鉄塔を東へ下ったところから南に分岐しており、高圧線を右に見ながら下る。眼下には次の鉄塔が見える。
 
 分岐からジグザグと下っていくが、次第に高圧線から遠ざかっていくので心配になったが、標高差50mほど下ったところで道は南南西に向きを変え、高圧線に向かって下るようになった。単調なジグザグ道が続く。
 
 やがて、前方が開けて鉄塔が現れた。ここも鉄塔周辺は大きく切り開かれて展望がいい。振り向けば、先ほど通過した稜線の鉄塔が青空に映える。ここからは高圧線を左に、しばらくは展望のいい道を下った。
 
 人工林の樹林帯に入り、林道に飛び出す。林道には登山道を示す標示が無く、白山神社から登ってくると登山道が分からないと思われた。未舗装の林道を歩いて白山神社へ。白山神社の鳥居を潜り、一直線に階段を登って本殿で無事下山できたことを報告。神社から裏へ地道が続いていたが、登山道ではないようだ。
 
 今回、天王山の南側を周回したことで、天王山・誕生山のほぼ全てのコースを歩いたことになる。どのコースもそれぞれ個性があり、変化に富んでいる。多彩なコースを組み合わせ、四季を通じて歩きたい名山である。
★天王山からの展望


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