トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

米田白山 (274m 美濃加茂市) 2020.8.16 晴れ 2人
 
さくらの森第3駐車場(9:55)→鉄塔(10:07)→米田槍(10:27)→米田白山山頂(10:33-10:41)→夕日ヶ岩(10:43)→展望台(10:48-10:52)→米田白山山頂(10:57-12:25)→さわがにのかくれんぼ・まどろみの広場分岐点(12:12)→さわがにのかくれんぼ(12:17)→さくらの森第3車場(12:28)

★8月16日に美濃加茂市の米田白山に17年ぶりに登ってきました。
★さくらの森第3駐車場をスタートし、鉄塔下を通過。
★丸木階段を登ってなだらかな「木漏れ日の森」を抜けて岩場が連続する展望のいい尾根に出ました。
★「タイタニック岩」などで展望を楽しんでクライミングルートへ。
★白山槍に登って岩場が終わり米田白山山頂に到着しました。
★山頂の横にある反射板を後に西に下り、白山展望台へ。
★素晴らしい景色を眺望したら、再び山頂に戻って木陰で昼食。
★下山は「沢がにのかくれんぼ」に向かって下り第3駐車場を経て、第1駐車場に戻りました。
★猛烈に暑い日でしたが、山頂の木陰はさわやかな風が吹き、気持ちのいい真夏の低山歩きを楽しんできました。

 米田白山は2003年以降登っていない。可児方面に出掛ける要件があったことから合わせて米田白山に登ることにした。飛騨川にかかる青柳大橋を渡って道なりに米田白山の山裾に入る。

 第3、第2駐車場を通過しさくらの森第1駐車場(一番東の駐車場)に車を止めた。前回もここに車を停めたが、その時には第3駐車場であったことから、駐車場名が変更になったようだ。
 
 10台ほど駐車可能で、道路を挟んできれいなトイレと大きな交流施設がある。駐車場はデイキャンプなどでさくらの森を訪れた人たちの車で混雑している。靴を履き替えて、駐車場の東側の登山口から遊歩道に入る。
 
 二の坂と言われる30mほどの急坂を登ると右側が開け、白山見晴台の標示。白山は見えなかったが山頂直下にある反射板が望めた。その先で鉄塔を通過。鉄塔からの展望はない。丸木階段で坂を登りきるとなだらかな道となり、「木もれ陽の森」の表示がある。コシダが林床を覆う明るい雑木林で雰囲気のいい道である。
 
 樹林帯を抜けるとヒトツバの群落が現れ、岩場に飛び出す。大きな一枚岩であり、以前は八畳岩と言われていたが、今は八畳岩の標示がない。岩の上からはすばらしい展望が得られるが、炎天下で暑い。
  
 次の岩場は「タイタニック岩」と名付けられており、岩の先端に立つことができる。白山案内図を見ながら展望のいい岩場を歩くと、「一般ルート」と「クライミングルート」の分岐に出た。
  
 クライミングルートを選んで岩場に向かい「どっきり岩」を経由し、大岩を回り込んで白山槍と言われる尖った岩に登る。岩のてっぺんには立たなかったが、ここからの展望も素晴らしい。

 大パノラマの写真を撮って先に進むと、右に遊歩道、前方に反射板が現れ、すぐに米田白山山頂に到着。山頂には三角点の脇に丸木のベンチが据えられており、また今日登ってきた登山者による小石を並べた日付が作ってあった。
 
 山頂からは、西に誕生山・天王山。眼下には飛騨川が望めた。川辺ダムにかかる橋やその右に愛宕山。その向こうには七宗町の納古山が美しい山容を見せている。南には木曽川や土岐・多治見方面の町並みが見える。
 
 昼食には早すぎるので展望台まで行くことに。反射板の横を通過してその先で夕陽ヶ岩に登ってみる。ここも大展望で西側には展望台のある丸いピークが目の前に見える。岩場を下りきったところに、駐車場へ下りる道と西の展望台へ続く道の分岐点があり、ここから緩やかに直進すれば展望台が現れる。

 屋根付き、ベンチ付きの立派な木造の展望台で、数人の地元の方々が談笑中。北から西のすばらしい展望を楽しみながら地元の方と話をした。昼食は山頂まで戻ってとることに。
 
 岩場ではなく遊歩道を歩いて山頂まで戻り、日陰の丸木ベンチでチャーハンを作った。麓の集落の正午のチャイムを聞きながらゆっくりと昼食を楽しむ。真夏のこの時間に登ってくる人は誰もいない。
 
 昼食の後、パッキングをしているとザックから落ちたGPSの液晶が割れていることに気が付いた。後日、ネットで中古の機種を探し、上位機種を格安で購入することができた。
 
 山頂から再び展望台に向かい、展望台前の分岐点から遊歩道を下った。ジグザグと下って左に「さわがにのかくれんぼ:5分」、右には「まどろみの広場:15分」の標識がある分岐点へ。

 前回は右に下ったが、今回は左を選択して、人工林の遊歩道を下り、アジサイが植栽してある「さわがにのかくれんぼ」を通過。舗装道路に出て右折し、第3駐車場へ。ここから車道を歩き第2駐車場を経由して第1駐車場に戻った。
 
 17年前に歩いた時よりも岩の名前など新たに付けられており、また遊歩道はよく整備されている。低山でありながら、展望もよく、気持ちのいい山歩きができる。短時間で周回できるので近くなる愛宕山などとセットで登ることも可能。おススメの低山である。
★米田白山からの展望

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